知識はただのツール
どの分野においても知識は重要になってきますが、私は知識は単なるツールだと思っています。
例えば、
英語という言語を身につけたとします。
身につけたその言語は外国人と話す時に使うことができるかもしれません。洋楽や洋画の内容を理解できるようになるかもしれません。
しかし、
その知識は、使われなければ意味がありません。使わなければ、その知識は頭のクローゼットの奥にしまわれて、忘れられてしまいます。
つまり、知識は単なる生活の道具であって、そこまで重要では無いと思います。
なにかを学習する際に、インプットよりもアウトプットの方が重要と言われるように、知識を蓄える作業(インプット)ではなく、アウトプットに重点を置くべきだと思うんです。
(ここでは、知識は知識、知識をつけること=アウトプット と定義する)
私はアウトプットという作業は「経験」と位置づけています。先ほども言ったように、私は経験に重点を置くべきだと感じていて、知識はその後で良いと思います。
例えば、
会社を経営するための本を読んだとします。
経営関連の本を何冊も読み、知識をつけたとしましょう。 それだけインプットを大量にしても、いざ会社を持って経営をすることになった場合、上手く自分の蓄えた知識を使い、経営ができるでしょうか。
色んな会社の経営者を見ていてよく思います。
経験から入った人の方が成長が早いと。。。
その理由は簡単で、アウトプットとインプットを同時に行っているからです。
最初に例を挙げた英語も同じ原理で、
いくら本を読んで勉強しても、いざ外国人を前にすると話せない人が多いです。
つまり、言語を勉強する時も、話すこと(経験)をたくさんしている人の方が上達が早いと感じます。(知識が皆無というのは例外ですが)
最近、知識を身につけるためのサブスクリプションビジネスが流行ってきていて、利用者が増えてきていますが、我々は知識を身につけること(インプット)への出費は最低限に抑えるべきだと思います。
それよりも重要なのは、
何度も言っている通り、経験(アウトプット)であって、我々は経験に集中投資するべきです。
知識は単なるツールであって、
それを利用しなければただの雑学。
知識止まりではなく、経験すること、自分の肌で感じて体験することで完成する。
そう思います。