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【徹底解説】食品ロス問題

食品ロスは日本でかなり大きな問題になってきていて、最近になってようやく見直されています。 

 

 

 

1. 食品ロスとは

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食べられる状態であるにもかかわらず

廃棄される食品のことを言います。

(フードロスとも言う)

 

売店での売れ残り・期限切れ、製造過程で発生する規格外品、飲食店や家庭での食べ残し・食材の余りなどが主な原因になります。

 

毎日、お茶碗一杯分の廃棄物が家庭から出ていると言われています。

 

2. 食料廃棄物は廃棄された後どうなるの?

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食料廃棄物は、

廃棄された後、家畜用の飼料にされます。

 

 

3. 政府の対策は?

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昨日(2019年5月22日)、

参院消費者問題特別委員会で、

食品ロス問題の話し合いが行われ、

「食品ロス削減推進法案」が可決されました。

 

この法案は、

食品ロスの削減を国民運動と位置づけ、

国や自治体に効果的な削減を取るように

促す法案です。

 

4. 民間企業の対策は?

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民間企業は、食品ロスに対して、

対策を取るようにしています。

 

コンビニでは、対策として

賞味期限が近いものや、廃棄寸前のものは

ポイントを還元して安く買える仕組みにしています。

とても賢いですよね。

 

アプリでも

「フードパスポート」や「TABETE」という

お店と顧客のマッチングアプリが出ていて、

多くの個人経営の飲食店が利用しています。

 

5. ドギーバッグとは

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ドギーバッグdoggy bag)とは、 外食した際に食べ切れなかった料理を持ち帰るための袋や容器のことを言います。

 

日本ではお客さんがお店に「持ち帰りたい」と言っても、断れられることが多くありますが、アメリカなどでは持ち帰ることが出来ます。

 

日本でもこれからドギーバッグを採用するお店が増えていくでしょう。

 

もうすでに、すかいらーくグループのガストでは、余った分、残した分は容器に入れて持ち帰ることができるシステムがあります。

 

6. 年間で2兆円の損?!

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日本は、

世界の中でも特に

食品ロスが問題になっている国です。

 

それは国民性にあって、

海外では箱が潰れていたり、箱が多少破れていても消費者はそれを購入します。

 

ですが、

日本では、棚に陳列されてる商品は後ろの方が綺麗だからと言って、後ろから取ろうとしますよね?

 

日本人は他国に比べて、

綺麗好きすぎるんです。

 

その国民性が食品ロスの問題を

より大きくしています。

 

日本では、

一般廃棄物の処理費用に

年間で約2兆円を使っています。

 

食べれるものを捨てて、捨てるのにお金を使って、1回で2度勿体ないですよね。

 

7. 最後に

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フードロス問題は、

これからもっと有名になり、

広がっていくはずです。

 

日本での食料自給率は昭和40年の時点で

73%もありましたが、

ここ最近は39%にまで下がってしまいました。

 

つまり、

日本は多く海外から食品を61%も

輸入しているくせに捨てているんです。

 

今回取り上げたデータを見てみると、

日本が食品に対してどれだけ無駄遣いしているかがわかったはずです。

 

輸入、生産、販売、廃棄、

全ての部分でお金の無駄遣いをしているのです。

 

ニュースなどでは、スーパーや飲食店が多く取り上げられると思いますが、

ほとんどの廃棄物は家庭から出ています。

 

我々ができることは、

食品を買いすぎず、

残さずに食べきることです。

 

この問題は簡単に解決できる問題ではないので、我々1人ひとりが食品を無駄にしないように心がけていく必要があります。

 

我々の周りには食べ物が溢れていて

幸せ過ぎるのです。

満足な食事ができない人たちが

世界中には沢山います。

 

「食べる」という行為は、

自然界から命をもらっているのですから、

食に感謝して生きていきましょう。