ガストの一人客ボックス席に隠れた戦略
ガストが1人客用のボックス席の設置を開始した。この戦略の裏には何が隠れているのだろうか。
1. 時代の流れに合ったやり方
一昔前は、
ファミリーで揃ってレストランに食事をしに来る客が多かった。
だが、今は少子高齢化に伴って、
家族連れ客が減り少人数での利用客が増えた。
1人客用のボックス席にすることで、
複数人座れる席を1人で陣取るような客が少なくなるはずだ。
2. ファミレスからカフェ化へ
1人客ボックス席は、
電源を備えていて、しかも無料Wi-Fiも利用可能である。
ネットカフェのような空間なので、
1人客でも快適に利用ができる。
「無料Wi-Fiが使える」という点では、
外国人観光客が増えてきているにもかかわらず、Wi-Fi環境が少ない日本にとって、
とても良いことである。
3. 副業の時代を促進させる仕組み
副業化が進んでいる日本で、
この1人ボックス席を利用する客は
これから増えてくるだろう。
普通のカフェと違う点は、
「ボックス席」であるという点である。
周りからの視線を気にせずに居座れるので、
副業だけでなく、勉強をする学生も増えていくのではないだろうか。