【徹底解説】iPhoneが中国で売れていない理由
最近、中国販売が予想を下回るとの米Appleの発表が市場を動揺させました。
なぜ中国での販売がうまくいかないのかを解説します。
1. 中国でiPhoneは高級品
中国ではiPhoneは高級品として
位置付けられています。
Appleの最新機種である
iPhone Xsなどの機種は
今まで販売されてきたiPhoneとは違い、
高い価格で販売されています。
もともと高級品のiPhoneの価格が上がり、
さらに高級になったため、買う人が少なくなっています。
2. 中国メーカーに苦戦
中国の企業である「ファーウェイ(華為技術)」などの
地元ライバルは順調に業績を伸ばしています。
なぜならば、
現地メーカーのほうが圧倒的に価格が安いからです。
iPhoneと似たようなデザインと性能の製品を
提供し、消費者の心を掴んでいます。
中国メーカー4社に抜かれ、
5位に転落し、市場シェアは低迷しています。
3. 中国メーカーの戦略
中国メーカーは
現地の消費者の好みに沿った製品を提供しています。
中国では、スマホ利用者の多くが
(日本でいうLINE)を見て過ごすため、
また、中国メーカーは、
上手に自撮りができるカメラなどを導入しており、
現地の人々の人気を集めています。
4. 【中国だけじゃない!】Appleが衰退してきている理由
・Appleがもう伸びない理由
・iPhone7・iPhone8が販売禁止?!
高いシェアを持つQualcomが、
「iPhoneに使われている技術がQualcomの特許を侵害している。」
と主張し、
iPhoneの輸入・販売の禁止を求める訴訟を
アメリカや中国で起こしています。
iOS11で使用された技術が特許侵害であることが
認められ、ドイツと中国では
iPhone販売停止の予備的刺し止め命令を下しました。
Appleは、
ドイツ国内にある直営店15店舗で、
iPhone7・iPhone7Plus・iPhone8・iPhone8Plus
の販売を中止する方針です。